今、ユウキロックが熱い!ユウキロックのエンタメウェビナー
カジサックさん、オリラジ中田さんの成功を見てか、コロナ禍というタイミングの為か、YouTubeに多くの芸能人らも続々と参戦してきていますが
個人的に「お笑い」ジャンルで最近、最も注目しているYouTubeチャンネル。それが、
ユウキロックさんの『ユウキロックのエンタメウェビナー』
主にお笑い・漫才についての解説系YouTuberで、2020年3月8日に初投稿。
月に数本ほどの動画更新頻度でしたが、6月後半から急にほぼ毎日投稿に。
8月22日時点で、チャンネル登録者1.06万人。
ユウキロックさんは以前からライターとして週刊誌等に記事(「和牛はなぜ優勝できないのか」などなど)を投稿されておりその内容が流石、お笑いを知り・漫才を知り・M-1を知るプロの芸人の目線で、その分析眼にとても感銘を受けたものです。
そういった内容を、なんとYouTubeで動画で語っているチャンネル。それが『ユウキロックのエンタメウェビナー』です。
どんなジャンルでもですが、プロの目線での解説を聞ける機会なんてそうそう無いんですよ本来。良い時代になりましたね。
とはいえ、まだチャンネル登録者数や再生回数が少ないのは、やはり知名度の問題が大きいかと思います。
今から6年も前にコンビ解散し一線を退かれ、漫才コンビ『ハリガネロック』の活躍は正直2000年代の特に前半ですから、YouTube界というか若い人は知らない人も多いかもしれません。2000年生まれの方は当時0~5歳位ですからね。
なのでまずは、ハリガネロック、ユウキロックさんの紹介から。
ユウキロックのプロフィール
本名:松口 祐樹
生年月日:1972年4月16日
出身地:大阪府池田市
血液型:B型
身長:176cm
所属:吉本興業
同期:NSC11期生(1992年)中川家、陣内智則、たむけん、ハリウッドザコシショウなど
・1992年。ケンドーコバヤシと「松口VS小林」というコンビを組んでいた。1995年解散。
・同1995年、大上邦博さん(ツッコミ)と、お笑いコンビのハリガネロックを結成。ボケを担当し数々のショーレース、テレビや舞台で活躍するも、2014年2月25日解散。
M-1グランプリの決勝(及び最終決戦)進出経験、爆笑オンエアバトルのチャンピオン経験があるコンビが解散を正式に発表するのは史上初の出来事であった。
※引用:wiki
・現在は、YouTuber/お笑い養成所講師/ライブネタ見せ担当/構成作家/ネタ作家/ライター/タレントetc (肩書にとらわれない男) として活躍。
ハリガネロックの主な漫才受賞歴
1996年 爆笑BOOING V5チャンピオン
1996年 爆笑BOOING 第10代グランドチャンピオン
1997年 第18回 ABCお笑い新人グランプリ 最優秀新人賞
1997年 第27回 NHK上方漫才コンテスト 最優秀賞
1998年 第33回 上方漫才大賞 新人賞
2001年 第1回 M-1グランプリ 準優勝
2002年 第2回 M-1グランプリ 5位
2002年 第4回 爆笑オンエアバトルチャンピオン大会 優勝
2007年 第5回 MBS新世代漫才アワード 3位
爆笑オンエアバトルで最高の成績を残したハリガネロック
第1回 M-1で準優勝し、爆笑オンエアバトルでもエグイ成績を残されます。
2001年11月3日放送回ではパーフェクト達成まであとボール1個に迫る541KBを記録した。仮にこの時545KBを記録していれば、ますだおかだ以来となる番組史上2組目のパーフェクト達成コンビとなっていた。その為、ユウキはネタのオンエア前に流れる勝者コメントで「入れてへんやつ、顔覚えたからな!」「家行ったる!」などと(冗談半分だとは思うが)かなり憤っていた。
第4回チャンピオン大会ではファイナルで974KBを獲得して4代目チャンピオンに輝いた。また、番組史上初の2連覇。その後、新たに5代目チャンピオンとなったのはコントを得意とするアンジャッシュであった。
チャンピオンに輝いた2001年度は年間合計キロバトルでも1位を記録。年間合計1位とチャンピオンの両方を達成した芸人は歴代でもハリガネロックとタカアンドトシの2組のみである。
2003年度を以って番組を卒業し、最終的には14戦全勝という記録を残しているが、主に番組で活躍した芸人に与えられるゴールドバトラーには獲得条件を満たしておらず認定されていない(チャンピオンにはなったためプラチナバトラーには認定されている)。
全戦全勝を果たしているチャンピオンの中でゴールドバトラーに認定されていないのはハリガネロックとNON STYLEの2組のみである。
※引用:wiki
気付いている人が少ない、ユウキロックのYouTubeが凄い理由
今、多くの現役お笑い芸人がYouTubeに参戦していますが、やっている事は基本的に自身が面白いと思う企画かトークがほとんどです。
それは勿論面白いですがユウキロックさんの場合、自分自身が面白く思われようとなどという欲を感じられず、純粋にお笑いへの批評・解説・教育に特化されています。
近いのはオリラジ中田さんの「お笑いジャンル特化版」といった感じでしょうか。
これ実は現役の芸人では中々出来る事じゃありません。
現役の芸人が他の芸人の事をアレコレ言うのは、やっぱりどこかネタだったりイジリだったりで、詰まる所お笑いなんですよそれは。
ましてや良いネタを書くコツ・勝ち方のコツなんて言わないですよ。当たり前ですね、だって現役なんですから。
経験・知識・実力がある事が前提として、現役から一線を引いた身、更に養成所の講師として、今現在のデビュー前の最若手の状況までも見ている。
だからこそ的確で、かなり自由な発言ができる。
これが今、実は非常に稀有なYouTubeチャンネル。ユウキロックさんを推す理由です。
↑ こちらの記事は『M-1で100点が出ない理由』を解説した記事なんですが、ユウキロックさんならどのように語られるのか?
是非、解説をお聞きしてみたい。
まとめ
ナイナイ岡村さんのラジオにて、NON STYLE石田さんが2018年と2019年のM-1の解説をされました。
その分析力が桁違いにエグく、一流の漫才のプロの目線とは
「アレコレおもろい、おもんない言うてるけど、所詮は自分の好みだけで判断しているだけに過ぎない我々素人とは、まるで次元が違う」
のだと、分かっちゃいたけど改めて衝撃を受けたものです。
で、ノンスタ石田さんの解説を聞いた後そのM-1を再度見返すと、なるほどその通りで、「自分がいかに今まで何も分かっちゃいなかったのか」ハッキリ分かるんですよ。
我らがユウキロックさんも勿論YouTubeにて、M-1出場者の分析をされています。その衝撃、ぜひともご覧ください。