香取慎吾のプロフィール
名前:香取 慎吾
生年月日:1977年1月31日
出身地:神奈川県横浜市
血液型:A型
所属:株式会社CULEN
1987年にジャニーズ事務所に入所。翌1988年にSMAPの前身となる「スケートボーイズ」に当時11歳で選ばれ、以降ご存じの通りSMAPとしてジャニーズアイドル、TVタレントとして活躍されます。
SMAP時代から絵を書いていたという香取さんは既に多数の作品を作っており、2018年9月にパリのルーブルで開催した個展だけでも全111点の作品数があります。
きっかけはフェイクニュースだった
ルーブルでの個展にて香取さんが芸術活動を本格的に開始する事になったきっかけは明かされていました。「嘘のニュース」だったそうです。
2017年、僕が画家に転身すると嘘のニュースが流れた。その嘘が、僕の背中を押してくれたおかげで2018年、僕はルーブルで初の個展を開催出来ている。
フェイクニュースがもたらした数少ない好例。
壁画などサイズの大きい作品も得意としている
青山学院大学 青山キャンパス7号館の壁に、青山学院大学生と共同制作した壁画「Be The Difference アート」
香港・中環のオールド・タウン・セントラルエリアにて、香港をイメージし龍をモチーフとしたウォールアート
元々は2015年11月に日本財団のビル4Fに飾られた、パラリンピックをモチーフとした絵画。
そしてルーブルへ
ルーブル美術館に併設された「カルーゼル・デュ・ルーヴル」にて、初の個展を開催。
しかし評論家からは、
美術専門出版社「アートダイバー」代表の細川英一さん
日本近代彫刻史を研究している宮本晶朗さん
などと言われていますが、一方でドットの絵で有名な草間彌生さんは
と評論家からは良く思われていない感じだが、同じ芸術家からすると香取さんの絵は評価が高い。
事実、ルーブルての個展も連日大盛況で、日本からのファンツアーは完売し日本・フランスにとって億単位の経済効果をもたらした。
と書かれてらっしゃるブログもあり、私はこれこそが心理だと思うのです。
芸術品への評価と値段の違い
少し難しく感じる人もいるかもしれませんが、値段というものについて話をします。
芸術作品には上手い下手という概念とは別に、値段というものがあります。
下手な作品だけど値段が高いというのは、あまりないし想像しにくいと思います。
では上手いから値段が高いのかと言われると、これもそうではない気がしませんか?
値段が高い=価値が高い=才能ある凄い作者と値段が高いほど思考停止に無条件にそう思う人の割合が多くなる・・・なんて事は事実ですが、実はもう一つ
不変の原則がありまして、それは
上手いだ下手だ賛否両論あろうがなかろうが関係なく、つまり価値が高いのか?才能があるのか?関係なくそれが幾らだろうが、
その値段で買う人がいて初めて、その値段が成立する。
と言われてみれば極めて当たり前の事でしょうが、コロンブスの卵同様この原則をきちんと認識出来ている人は多くないんですよ。
極論の例をいいますが、
ピカソの絵でも今後誰しも10万円でしか買わないとなれば10万円の絵。
つまりピカソの絵は10万円の価値という事がここで改めて確定します。
アナタが適当に描いた絵を1億円で買う人がいれば、それは1億円の絵。
今後も似た金額で取引されれば、アナタの絵には1億円の価値があると確定するのです。
芸術を値段に変換するのは極めて難しく歪な事だと私は思っています。
歪というは値段をつけるなという事ではなく、正当な値段という概念がないという事を意味します。
しかしながら高い値段がつけばつくほどに冒頭で書いた、
値段が高い=価値が高い=作者が凄いという認識になる人は増える。
要するにそれは人はその作品に対して本来感じたもの以上に、周りの評価を受け、その作品を評価してしまうという事実です。
香取さんの作品の値段
香取さんは自身の絵に値段をつけない、売っていないそうです。
だからこそアナタが今、香取さんの作品に対して思う評価はアナタの中でその作品に対して何の他者の影響を受けていない評価です。
香取さんの作品に対して多くの人が賛否両論、いろいろ適当な事を言っていますが、実は今のその評価こそその人にとっての何もあまり影響受けていない正当であり純粋な評価。
私はそれ(各々自分の評価眼)を大事にした方が良いと思うのです。
まとめ
香取さんは有名だから作品も~あーだーこーだ言ってる人がいます。
前述の通り、人は価格については評価も引っ張られますが、知名度と評価はあまり関係はありません。
無名の芸術家の作品はあまり見る機会がありません。
でも香取さんは有名なので香取さんの作品は多くの人が目にする事が出来ます。
最初に作品を目にしやすいか、しにくいか、ここに知名度は大きく関係しますが、その作品に対する評価となると知名度はそれほど影響を受けにくいのです。
例えるなら、知名度が高い飲食店だから行ってみて「美味い!」と感じるのか「そうでもないな・・」と感じるのか。
その飲食店に行ったのは知名度が高かったからですよね。でも評価は別でしたでしょ。
では、
知名度が高く人気も高く評価されている店で、超高級〇〇料理を食べたらどうでしょうか?
アナタがどうかは知りませんが、それを「美味い!!流石超人気店の超高級料理だ!」と評価してしまう人は大勢いるだろうと想像できるでしょう。
知名度のみの場合と、知名度+人気度+高い値段の場合の違い。2つの例の違い。
さて、アナタはこの話から何を感じたでしょうか?