オリラジ藤森のプロフィール
名前:藤森 慎吾
生年月日:1983年3月17日
出身地:長野県
血液型:B型
所属:吉本興業
藤森慎吾のドラマ・映画出演の軌跡
昨年から俳優業としての活躍が目覚ましい藤森慎吾。
オリエンタルラジオとして中田と共に初主演を果たした映画『津軽百年食堂』(2011年)を始めに、ドラマ『示談交渉人 ゴタ消し』(2011年)、『悪夢ちゃんスペシャル2014』、『少女のみる夢』(2016年)、『でも、結婚したいっ! 〜BL漫画家のこじらせ婚活記〜』(2017年)と断続的に出演を重ねてきてはいたものの、基本的には1話限りの出演や、単発ドラマが多かった。
そんな藤森が俳優として本腰を入れ始めたのが、2019年2月に公開された野村萬斎主演の映画『七つの会議』。
藤森が演じる新田雄介は、プライドが高く社内で犬猿の仲である営業部の粗を探すことに執着する経理部課長代理という、いわゆるクズ役。
女性社員に向かって怒号を飛ばし睨みつけるその姿は、これまでの藤森のイメージとは大きくかけ離れている。
続けて、4月には藤森にとって初の連続ドラマレギュラー出演となる『インハンド』(TBS系)がスタート。
演じるのは、牧野巴(菜々緒)と共にサイエンス・メディカル対策室で働くエリート官僚・御子柴隼人で、上司や強者になびいてしまう風見鶏キャラだ。
インハンド終了直後は映画『ザ・ファブル』公開。主役のファブル(岡田准一)の相棒・ヨウコ(木村文乃)をバーで口説こうとする河合ユウキ。その様子はチャラ男そのもの。
『ザ・ファブル』は、アクションとコメディを掛け合わせた作品であり、映画序盤、徐々にストーリーが過熱していく中でアクションシーンに合わせてインサートされる藤森のおチャラけた姿は、これから始まる『ザ・ファブル』のテンションを象徴しているようでもある。
『ザ・ファブル』と同じアウトロー作品で言えば、映画『闇金ウシジマくん Part3』(2016年)への出演もあった。
新宿・歌舞伎町の歓楽街には弾けたキャラが付き物であり、そのイメージが定着している藤森は誰もが納得のハマり役だ。
そして有名ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子』の第6シーズンに出演。藤森が演じるのは、派手なスーツに巻き髪、外国帰りのチャラ外科医。
ここでも見事に役を演じきり、主役の米倉涼子からの評価も上々だったようで、プライベートで寿司を食べに行くほど気に入られたそうだ。
俳優に転向した本当の理由を暴露
芸人は主に三つのタイプに分けられる。
一つは純粋にお笑いを突き詰めるタイプ。
このタイプはその活動のほとんどはお笑い番組のみの出演で、真面目なテーマや番組であろうと必ずどこかお笑いとしての要素を考えており、隙あらば笑いをブチ込んでくる。
交友範囲もほとんど芸人のみである場合が多い。
この筆頭ともいえるのがダウンタウン松本人志だ。あらゆる場面でお笑いを忘れず、プライベート仲間はほぼ後輩芸人であり、その後輩芸人もまた千原ジュニア、宮川大輔など笑いを突き詰めるタイプが多いのも特徴である。
飲み会でも芸人談義や大喜利大会になるなど常にお笑いと共にある。まさに人生=お笑いである。
またお笑いの才能は残念ながらあまりないのだけれど、単純にお笑いが好きだというタイプもこれに当てはまる。
二つ目は純粋に目立ちたいタイプだ。
このタイプの筆頭こそ、オリエンタルラジオ藤森慎吾だ。こう書くと聞こえが悪いようだが、最初のタイプとの違いは単純に目的・優先度の違いである。
芸人が芸人になる理由、続ける理由は「お笑い・芸人が好き」「笑わせたい」「目立ちたい」「儲けたい」「モテたい」ほぼこれらの願望であると、過去多くの芸人達が色々な場所で発言している。
つまり、
・一つ目のタイプは、最初に「笑わせたい」願望が最も強く、次に他の願望が続く。
・二つ目のタイプは、最初に「目立ちたい」「モテたい」などがきて、次に他の願望が続く。
それだけの事だ。
藤森は芸人として上を目指すというよりも、テレビに出れるなら何でも良いと語っており、芸人というより芸能人でありたい発言をしている。交友関係も業界人、芸能人と呑んでる自分が好きとも語っており、つまり完全なる二つ目のタイプなのだ。
そんな彼が芸人より華麗な俳優業界に進出するのは、自然な流れだった。
ちなみに最後に三つ目のタイプは、お笑いをベースとするものの、やがて独自の道を切り開いていくタイプだ。
最近の筆頭では、もはや実業家であるキングコング西野亮廣。
もはや作家であるピース又吉直樹。
youtubeでの活躍、様々な独自ブランドを展開、最近では起業して売却してみたいと語るオリエンタルラジオ中田敦彦。
古くはお笑いの天性の素質がありながら画家へ転身したジミー大西などがそれに当たる。
このタイプは芸人の中でも特殊過ぎて、芸人の枠を超えた思考、活動をするので芸人仲間でさえ理解者が少ないのが特徴でよく新世界の住人と揶揄されている。
「笑わせたい」より「目立ちたい」「儲けたい」「モテたい」優先度が高いかというと、そういうわけでもなく、強いて言うならば「ジャンル関係なく自分を自分らしく表現したい。自分の得意な事をやりたい」となるのか。
芸人の枠に収まらないのだから、芸人の特徴に当てはまらないのもまた当然である。