まぁそれはさておき、酒気帯び運転の基準値、酒酔い運転と何が違うのか?を解説するよ。明日は我が身とならないよう、とにかく飲んだら乗らなきゃいいんだよ。
酒気帯び運転で一発免許取り消しの山口容疑者
警視庁練馬署は22日、アイドルグループ「TOKIO」の元メンバー、山口達也容疑者(48)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。
逮捕容疑は22日午前9時半ごろ、東京都練馬区桜台2の路上で酒気帯び状態でオートバイを運転したとしている。
「酒を飲んでバイクを運転した」と容疑を認めている。
練馬署によると、山口容疑者は練馬区の交差点で信号待ちをしていた乗用車に追突。呼気検査で基準値の4倍以上のアルコールが検出された。
と報道がされていたり、
基準値の約5倍のアルコールが検出された
と報道されていたり当初ゴチャついてましたが、どうも5倍説で落ち着いた模様ですね。
現場の警察官も「こりゃ凄いぞ…どんだけ飲んだ!?」と声を荒げたとも報道されており、5倍は滅多に出ないレベルと解説されていました。
元TOKIO・山口達也さんは2020年9月22日。酒気帯び運転で逮捕されました。
酒に酔って運転する事を禁止する道路交通法には大きく2種類に分けられており、一つが『酒気帯び運転』今回、山口さんはこちらに当たります。
もう一つが『酒酔い運転』。
2つの基準、罰則の違いは以下のようになります。
酒気帯び運転
呼気1L中のアルコール量 | 違反の点数 | 行政処分 |
0.15mg以上~0.25mg未満 | 13点 | 免停90日 |
0.25mg以上 | 25点 | 免許取消(欠格期間2年) |
罰則:3年以下の懲役又は50万円以下の罰金 |
↑山口さんは赤字に当たります。
(欠格期間とは免許を再取得できない期間の事です)
酒酔い運転
※ | 35点 | 免許取消(欠格期間3年) |
罰則:5年以下の懲役又は100万円以下の罰金 |
山口さんは「基準値を大幅に超える約5倍の約0.7mgが検出された」と報じられておりますが、基準値とは0.15mgを指します。
ちなみに当然ながら「0.14mg」以下が検出されても違法になりません。
酒気帯び運転と酒酔い運転の違い
酒気帯び運転で逮捕となるのは一般的に、警察官が持っている「はい、息吐いてー」と妙な機械に息吐いて、数値が0.15mg以上だったというケースですね。
要するに「飲酒が疑われる」又は「明らか飲んでるなこいつ」といった感じです。
一方、酒酔い運転を端的に言えば、
機械で測るまでもなく「誰がどう見ても完全に酒に酔っている」フラッフラの泥酔してる状態で運転してやがる場合の事です。
酒気帯びの次元を超えた完全なる危険運転。
だから何mg以下とか以上とかが決められておらず、もう多少の数値の前後など関係ない程ヤバい状態な訳です。
5倍は凄い!ヤバイ!と報道されてますが、それは「酒気帯び運転」での話であり、「酒酔い運転」は測ったら多分5倍どころじゃ済まないでしょうね。
山口達也は「酩酊初期」状態だった!
以下の図は呼気でなく血中濃度別となっていますが、呼気0.7mgとはビール中ビン3~4本、日本酒3~4合くらいなので、山口達也さんは酩酊初期にあたるようですね。
なぜ飲酒運転の基準値0.15mgから違法なのか
0mgじゃないとマズイのでは?と思う人もいるかもしれませんが、
ウイスキーボンボン(アルコール入りチョコレート)や、料理に含まれている僅かなアルコール(アルコールを飛ばし切らないで僅かに含まれていたなど)など直前に食べていたり、アルコールを取っていないにも関わらず、口や胃の調子が悪かったりすると何故だか、何かの拍子で0.1mg以下とか案外出たりします。
それにどうしても生体反応というものは激しく個人差があります。
ともかく0.14mg以下はセーフという感覚より、0.15mg以上はアウト。しかし自分では0.14mg以下なのか分からないんですから、
よく言われている「飲んだら乗るな」これ正解ですね。
まとめ
いいか!飲んだら乗るなよ!絶対乗るなよ!